コラム
感染症
集団生活が始まると罹患する機会が増えます。ウイルスあるいは細菌が主な原因となります。

咳・鼻汁を伴うことが多いもの
- インフルエンザ:急な発熱・咳・鼻汁・倦怠感などの全身症状で発症します。検査時期は発熱後12時間以降が望ましいです。
- RSウイルス:咳・鼻汁・発熱(平熱から微熱の場合もあります)で発症します。月齢が浅いお子さんは症状が強く出たり長引くことがあります。
発疹を伴うことが多いもの
- 水痘(みずぼうそう):水疱(水ぶくれのある発疹)を認めます。発疹は顔・頭・おなかに出やすいです。
- 手足口病:手・足・口に発疹が出ます。
- 突発性発疹:発熱を認め、解熱後に発疹を認めます。
- 溶連菌:微熱〜高熱・発疹・咽頭痛・消化器症状を認めることがあります。

さまざまな症状を認めるもの
- アデノウイルス:発熱・咽頭症状・結膜炎を認めます。流行性角結膜炎の原因となります。
- マイコプラズマ:長引く咳(乾いた咳)・日内変動のある発熱・倦怠感。
- おたふくかぜ(流行性耳下腺炎):耳の下の耳下腺が片方または両方腫れます。熱や痛みが出ます。
- りんご病(伝染性紅斑):両方の頬が赤くなり、手足に網目状の発疹が出ます。

クリニックで検査できるもの
- インフルエンザウイルス、コロナウイルス、アデノウイルス
- RSウイルス(1歳未満)、ヒトメタニューモウイルス(3歳未満)
- 溶連菌、マイコプラズマ
検査するタイミングも重要です。不明な点がある場合はあらかじめご連絡ください。

治療
ウイルス感染については多くは対症療法ですが、インフルエンザや水痘については抗ウイルス薬治療があります。細菌感染である溶連菌・マイコプラズマに対しては抗菌薬治療を行います。

登園目安
| 疾患名 | 登園目安 |
|---|---|
| インフルエンザ | 発症翌日から5日間、かつ小学生以上は解熱後2日目・未就学児は3日目 |
| 水痘(みずぼうそう) | 発疹が痂皮化(かさぶた化)したら |
| アデノウイルス | 解熱後2日目 |
| 流行性角結膜炎 | 症状消失後 |
| おたふくかぜ | 腫脹が出てから5日経過し、全身状態がよければ |
| 溶連菌 | 治療(抗菌薬)開始し1日経過したら |
| りんご病 | 元気があれば登園可能 |
来院された際にご説明とご案内をいたします。

